9月に入りました。今日は防災の日です。

 

「防災の日」は、1923年(大正12年)のこの日に起きた関東大震災の教訓を忘れない、という意味と、この時期に多い台風への心構えの意味も含めて1960年(昭和35年)に制定されたものだそうです。3月に東日本大震災が起き、改めて地震災害に対する建築物の耐震性について考え直しました。

 

丈夫な建築物を建てるためには、地盤の状況調査は必要不可欠です。安全な設計、施工を行う為に、敷地の地盤情報をまずしっかり把握します。

先日、現在計画中の建築予定地の地盤調査を行いました。地盤調査にも様々な方法がありますが、今回はボーリング工法にて標準貫入試験という方法を行いました。この方法では、1m毎にハンマーを落下させ、地盤の硬軟、締り具合や土層の構成を判定します。また同時に土を採取していき、土質の性状を調べます。

この地盤調査を行うことで、どのくらいの位置に水位があるか、液状化の心配はないか、杭や基礎をどのくらいの大きさ、深さにすれば安全かを検討することができます。

 

建物の下には、建物の高さと同じくらいの深さに杭が埋められていて建物を支えているんです。まさに杭は縁の下の力持ちなんです。